私は尾張旭市在住で、水野議員のHPを楽しみにしている一市民です。
市の広報・HPで気になることがあるのですが、教えていただけないでしょうか?
@市議会には「平成クラブ」「市民クラブ」などの会派がありますが、「自民党」
「民主党」などと違ってイメ−ジができません。実際はどんな違いがあるのでしょうか?
A市町村合併問題について、「メリット」「デメリット」がよくわかりません。議員
の考えはいかがでしょうか?
お忙しいと思いますが、よろしくお願いします。
【水野義則より】
こういうメールをいただくと大変嬉しいです。励みになります。
以下1点ずつ私の考えに基づいてお答えします。
> @市議会には「平成クラブ」「市民クラブ」などの会派がありますが、「自民党」
> 「民主党」などと違ってイメ−ジができません。実際はどんな違いがあるのでしょう
> か?
実は国会でもそうなのですが、「所属政党」と「会派」は異なります。
前者は政治家個人がどこに属しているか、という話で、後者はその議会
内でどのグループに属しているか、という話になります。国会では
「政党」=「会派」のようになっていますので分かりにくいですが、
自民党の議員が民主党の会派に所属していても何ら問題はありません。
ただ現実としてはないと思いますが。
尾張旭市議会では、会派=政党なのは共産党と公明党だけです。自民党は
「自民党員である」議員が分裂していて、平成クラブは全員、政新クラブ
も全員(1人抜けたとの話も)、創新クラブは2人が自民党員です。
去年の頭までは平成クラブと政新クラブは1つで「自民クラブ」でした。
それでも「自民クラブの議員は自民党員である」は正しいですが、「自民
党員の議員は自民クラブに入っている」訳ではありませんでした。
民主党については、民主党員の議員は0です。ただ民主党と連合(労働組合)
の関係は密接で、私の所属する市民クラブの労働組合選出の議員2人は
かなり民主党に近い存在と言えます。組合選出の議員とずっと組んできた
別の1人の方は、今回の選挙では連合の推薦をいただいたようです。
私ともう一方の女性は、「一番まっとうそうな会派に入った」ような形です。
まあ私はサラリーマンでもありますので、民主党に近くないことはないですが。
議会では会派に属していないと色々不都合なことがありますので。
そういう形ですので、是々非々だけは守って会派を運営しています。つまり
「党議拘束のようなものはない」ということで、各議員の意見を尊重する
という考え方です。
国会でも会派名は政党名と違ったりしていたと思います。緑風会とか
あったような気がします。一度調べてみたら面白いかもしれません。
> A市町村合併問題について、「メリット」「デメリット」がよくわかりません。議員
> の考えはいかがでしょうか?
一言では難しいのですが、私なりに勉強したことを踏まえて書きます。
まずメリットですが、国から見たメリットは「長期的には地方交付税を
減らせる」ということです。これは9/1号の広報に載っている図が
分かりやすいと思います。ただ今回の特例措置で合併する自治体が
増えれば、一時的には交付税は増えるはずです。それでも将来的には
その方が減らせるという考え方です。国の財政はここまで逼迫して
いるということだと思います。
市町村から見たメリットは色々言われていますが、
1.財政規模が大きくなり、より大きな公共投資が行える。破綻の懸念も
小さくなる
2.役職者・議員・職員の削減につながり、人件費を抑制できる
3.事務の合理化が図られる
4.財産の共有化が図られる
5.自治体のステータスが上がり、分権が進む
が主なものではないでしょうか。
1については、1市町村だけだと3階建てしかできなかったのが、合併
することにより6階建てのものもつくれる、という感じの国が言ってる
「時代遅れ」の意見で、ゼネコン体質から脱却できていない現れです。
私はこれは無視してますが、後段の破綻に冠する懸念は確かにその通り
だと思います。
2については推進論者が一番声高に言っていることです。この点は否定
しませんが、職を持つ人が減るということは、失業者が増えることに
繋がることは忘れていけないと思います。
3についてはそういう面もあるでしょう。ただ役所の体質改善が先だと
思いますし。その方が効果があるような気もします。
4については一番あるかもしれません。尾張旭で言えば、長久手に今度
オープンする「ござらっせ」も市民料金で利用できますし、文化の家
も自分の市のものとして使えます。ただ埼玉県久喜市というところを
視察してきましたが、この周辺では合併しなくとも既にそうした施設の
共用ということをやっていました。やり方は色々あると思います。
名古屋市の敬老パスが欲しい、というのはあるかもしれません。
5については、瀬戸市・長久手町と合併すれば確かに特例市になり、
今まで県でしていた事務事業がいくつか委譲されます。
反対にデメリットは、
1.役所まで遠くなる
2.地域の特性が薄れる
などでしょうか。2は特に重要な話で、「せともの」の瀬戸市、「長久手
古戦場」の長久手町、どちらも譲らないでしょうね。だからといって
尾張旭市の歴史や特徴が薄れていい、ということにはなりません。
それで、今尾張旭市が合併しなければならない理由があるとしたら
・合併の特例が適用できる
・将来的にゴミの埋立地が確保できない
ということでしょうか。
私は個人的には、今県が示している
1.瀬戸市+尾張旭市+長久手町
2.尾張旭市+長久手町
という枠組みでの合併には反対です。理由は色々ありますが、一番大きい
のは、この地域で万博が行われるからです。それを合併の理由にあげる
人もいますが、長野市がオリンピック後に増税で苦しんでいるように、
万博後に瀬戸市・長久手町には税負担と増えた債務を抱えることになる
と思われるからです。尾張旭市がそこと合併することによってその泥を
かぶる必要はないと思います。
もし合併をするなら、
瀬戸市+尾張旭市+長久手町+東郷町+日進市
くらいで36万人になり、中核市になるべきだと思います。生活圏と
してはこれくらいではないでしょうか?個人的に豊明市や大府市には
ほとんど行かないので・・・。ちなみに県の示した1のパターンでも
特例市にしかなれません。
「名古屋市と」という人もありますが、市バスや地下鉄のことだけで
「吸収」されるのも良い方法とは思えません。名古屋市にもその気は
ないですが。ただ議員はせいぜい3人になるでしょうから、人員削減
という意味では一番効果はありそうですが。
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